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2019 トップメッセージ CFOインタビュー 非財務資本の強化 CSVストーリーズ CASE1 健康(医薬事業) CSVストーリーズ CASE2 健康(医と食をつなぐ事業) CSVストーリーズ CASE3 地域社会・コミュニティ CSVストーリーズ CASE4 環境 CSVストーリーズ CASE5 酒類メーカーとしての責任 マネジメントディスカッション 社外監査役インタビュー 財務・非財務ハイライト キリングループのこれまでと今 KIRIN REPORT 2018 トップメッセージ マネジメントディスカッション1 マネジメントディスカッション2 社外取締役インタビュー 価値創造報告 CASE1 「キリン一番搾り」のリニューアルとクラフトビール市場の開拓 価値創造報告 CASE2 グローバル医薬品の展開 価値創造報告 CASE3 プラズマ乳酸菌を活用した商品展開 価値創造報告 CASE4 ミャンマー・ブルワリーの高効率生産設備建設 キリングループのこれまで キリングループの今 2017年度のセグメント・事業別概況 経営成績および財政状態の報告・分析 財務・非財務ハイライト KIRIN REPORT 2016 社長メッセージ 長期経営構想と中期経営計画 CFOメッセージ 事業概要 キリングループの価値創造基盤 社外取締役インタビュー KIRIN REPORT 2015 キリンの概要をつかむ 長期経営構想と中期経営計画 社長インタビュー 社外取締役対談 持続的成長のための経営諸課題 技術(R&D)基盤 SCM基盤 人材基盤 笑顔で結ぶ。人を、日本を。 飲料を通じたCSVを目指して。「午後ティー HAPPINESSプロジェクト」第一弾となる、熊本県産いちごティー誕生秘話 東北とともに歩んだ10年間 KIRIN ・Yahoo! JAPAN 対談 地域創生 トレーニングセンタープロジェクト 食べる、話す、じもとを元気にするソーシャルダイニング キリンの地域活性への取り組み FUKUSHIMA×KIRIN ONAGAWA×KIRIN 東日本大震災 復興支援 サッカーを通じた支援 音楽を通じた支援 農業関連の高校生の就学支援 卓球を通じた支援 理科教育支援 農業の支援 水産業の支援 年度別活動報告 熊本地震 復興支援 復興から未来へ 研究員と研究テーマ 2019年度 2018年度 2017年度 国連大学キリンフェローシップについて 国連大学キリンフェローシップ卒業生一覧 年齢・性別でリスクも変わる 20歳未満とお酒 女性とお酒 北海道キリンビバレッジ株式会社 トップメッセージ 事業概要 事業所一覧 北海道限定商品 採用情報 北海道の地域社会への取り組み 北海道キリンビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 キリンメンテナンス・サービス株式会社 会社概要 事業所一覧 業務内容 採用情報 サービス(保守)担当の仕事 仙台キリンビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 東京キリンビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 中部キリンビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 関西キリンビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 東海ビバレッジサービス株式会社 会社概要 事業所一覧 採用情報 株式会社キリンビバックス 会社概要 事業所一覧 採用情報 飲料自動販売機のご案内 ロケーションに合わせた自動販売機 ニーズに沿った豊かなバリエーション 特集 ヘルスサイエンス領域の成長戦略 2019年の戦略的決定/健康戦略担当役員メッセージ Part1 R&D戦略担当役員インタビュー Part2 ファンケルとのシナジー創出 組織能力の強化 マーケティング力の強化 人財力の強化 非財務資本の強化 「本麒麟」のマーケティング改革 R&D戦略:「確かな価値を生む技術力」へ 人材戦略:「多様な人財と挑戦する風土」」へ 財務・非財務ハイライト 財務ハイライト 非財務ハイライト 社長メッセージ 経営環境への認識とキリンのビジョン・戦略 中期経営計画の進捗 課題認識と今後の取り組み 絶対的に信頼される企業を目指して 長期経営構想と中期経営計画 長期経営構想 中期経営計画 現状の課題認識と今後の取り組み キリングループの価値創造基盤 キリングループの価値創造 マーケティング基盤 研究開発基盤 サプライチェーン基盤 キリンの概要をつかむ 事業構造・収益構造 進化の歴史 長期経営構想と中期経営計画 長期経営構想 中期経営計画 東北とともに歩んだ10年間 これまでの歩み サッカーの力を信じて。「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」がつないできた笑顔のパス 飲料から広がる絆。生産者と開発者が語る『小岩井 純水東北ミックス』への想い ワクワクするビールの未来を。東北のブルワリーと共に創るこれからのビアカルチャー 復興からその先へ。「農業トレセン」が築き、「東北絆テーブル」が照らす未来 広がる、つながる。活動の輪 食べる、話す、じもとを元気にするソーシャルダイニング いわきの郷土料理「さんまのポーポー焼」をもっと美味しくするには? とらふぐ&お茶でじもとを盛り上げるアイデアは? 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浅井:CSVというのは、簡単にいうと自社と関連性の高い社会課題に対して、事業を通じて解決に取り組んでいくという活動です。僕たちは、その戦略部として、KIRINが事業を通じて、どんな社会課題に取り組めるかを考えています。今ではCSVに取り組む企業も随分増えましたが、KIRINにCSVの部署ができたのは2013年で、日本ではかなり早いタイミングでした。 CSVに取り組むことになった背景には、どのような考えや意図があったのでしょうか? 浅井:社会にとって必要とされる会社であり続けるためには、どのような企業であるべきかを考えるようになったということですね。これは僕なりの解釈なんですけど、2100年には人口が5,000万人になるともいわれている日本で、KIRINはそのときに何のために存在していて、どういう商品やサービスをつくり、お客様はどんなベネフィットを得て、「日本にキリンが在り続けてくれてよかった」と思っていただけるかというのは、今いる社員から考えていかなきゃいけないことだと思うんです。 これから先も社会にとって必要とされ続ける企業であるために。 浅井:そうですね。なんだか難しそうに捉えられがちですけど、本当はとてもシンプルで、「今から未来を見据えて、社会の課題にも向き合いながら、お客様にとって必要とされる企業であり続ける」ということなんです。そういうイメージを、社員ひとりひとりが持っておくことが重要だと思っています。 浅井:とはいえ、最初は僕も「CSVって何?」という状態でした(笑)。CSV戦略部に配属される前は4年ほど違う部署に出向していまして、KIRINに戻ったときには、浦島太郎状態だったんです。KIRINが今どんなことを考えて、何を目指しているかっていうのがわからなくて。最初にCSVって言われたときには、「コンビニ担当ですか?」って思ったくらいで(笑)。 一同:(笑)。 浅井:よくよく聞いたらまだ新しい部署で、その中には「復興応援 キリン絆プロジェクト」というチームもあって、当初は東日本大震災の復興支援を行うチームに配属なりました。それで僕は、KIRINが主催する「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト(以下、農業トレセン)」に参加することになったんです。そこで僕は、東北の農業経営者と東京のビジネスパーソンが、お互いの経験やスキルを持ち寄ることで、新しい農業の形を見つけるプロジェクトに取り組むことになりました。 「農業トレセン」とは、岩手、宮城、福島で農業経営者の育成を通じて、これからの時代の経営の仕組みや地域の意義を生み出すことを目的としたプロジェクト。これと並行して、東京では「丸の内朝大学」というビジネスパーソンが参加する復興プロデューサークラスが発足し、それぞれの参加者が協力しながら、新しい農業ビジネスの創出に挑戦するという取り組みが行われた。 農業経営とビジネスパーソンを繋いだ「農業トレセン」 農業トレセンでは、具体的にどのようなことをされていたんですか? 浅井:農業トレセンは、単なる学びの場ではなく、必ずアウトプットを出すことになっているんですよね。そこで僕と一緒にプロジェクトを立ち上げたのが、岩手県の遠野市で農家をされていた吉田敦史さんでした。吉田さんは、もともと東京の大手広告代理店に勤務していたこともあって、ビジネス的な感覚で農業を捉えている方だったんです。それでなんとなく感覚が合うなと思って話をしていたら、スペインでビールのおつまみとして親しまれているパドロンという野菜をつくっていることを知って。実際に、見学させてもらいに行きました。 遠野市でパドロン農家を営む吉田敦史さん 浅井:パドロンを食べさせてもらったらすごく美味しいし、何よりホップの産地でビールに合うおつまみ野菜を作っているというのが面白いなと思って。CSVの観点から考えたときに、キリンビールが半世紀以上も、契約栽培をしているホップの一大産地、遠野でパドロンという野菜をブランド化していくことはすごく意味があることかもしれないと思ったんです。それで吉田さんや、「丸の内朝大学」のメンバーと一緒に、「遠野パドロンブランディングプロジェクト」というのを立ち上げて、デザイナーのメンバーとロゴを作ったり、ブランド名を「遠野パドロン」と定めたり、マーケターのメンバーとプロモーションを考えたりしていきました。当時は業務外のプロジェクトとしてやっていたので仕事のあとにみんなで集まってやっていました。 それぞれの特技を活かしてプロジェクトを進めていったんですね。 ホップ生産の中心はドイツと北米です。一方で、日本では立地条件から大規模栽培ができないため、生産量がわずか0.2%しかありません。さらに、農家の高齢化や後継者不足といった要因から、日本産ホップの生産量は過去10年で半分にまで減少しています。浅井:はい。その後、遠野パドロンをビールのおつまみ野菜として売っていこうというフェーズになり、どうやって販路を拡大していこうかという話になったときに、「これは、いよいよKIRINの出番だな」となりまして(笑)。 浅井:そこでまず、生産者の想いが詰まった食材を使ったメニューを提供している『キリンシティ』にプレゼンをしに行ったんです。「グループ会社だから使ってよ」ということではなく、ちゃんと作り手の想いを伝えて、お互いに納得のいくかたちで取り扱ってもらいたかったので、しっかりと提案書も作りました。その熱が伝わって『キリンシティ』で遠野パドロンを取り扱ってもらえることになり、その結果KIRINの社員が遠野パドロンを口にする場ができて、ようやく僕がやっていることが社内で理解してもらえるようになったんです。 吉田さんの農園で栽培されている遠野パドロン。素揚げやフリットで食べるのが、本場ヨーロッパのスタイル。 浅井さんが何をやっているかということが。 浅井:はい。それまでは、「浅井は農家になったの?」とか言われていましたからね(笑)。 仲間が欲しかったから、夢を語り続けた 浅井:多くの方の協力によって。遠野パドロンは徐々に知られるようになっていったんですけど、そうした最中に遠野市から吉田さんに「ホップも栽培してくれないか」という話がきたんです。遠野は日本産ホップの一大産地ですが、高齢化による離農者も増え、担い手不足が深刻化していて、テコ入れが必要な状況に立たされていたので。 ホップ産業が廃れつつある現状を、遠野パドロンを盛り上げた実績のある吉田さんに打破してもらいたいと。市から直々にご指名があったんですね。 浅井:そうなんです。「あなたたちは東京のビジネスパーソンとのネットワークで、遠野に存在しないリソースを集めてプロジェクトが推進できる。そのやり方を、ホップの未来に注いでくれないか」という話だったんです。遠野市でパドロン農家を営む吉田敦史さんだけど、僕は吉田さんにやめたほうがいいと言いましたね。 止めた?なぜですか? 浅井:まだ遠野パドロンのプロジェクトがはじまって1年くらい。やっと『キリンシティ』での取り扱いも決まり、「さぁ、これからだ」というときだったんです。だから、今は遠野パドロンに集中しようと言いました。ホップを始めるのは、2、3年後でもいいじゃないですかって。 なるほど。事業を広げるのではなく、まずは遠野パドロンだけに集中しましょうと。 浅井:ええ。だけど、結果的に吉田さんは「俺はやる」と決心したんですよね。やっぱり吉田さんも東京から移住してきて、どこかよそ者として見られている感覚があったんだと思うんです。そんな中で、市が遠野にとって重要な作物の未来を託してくれたというのが嬉しかったみたいで。 地域の課題を解決し、なおかつ自分たちの事業価値も生み出すというスタンスって、まさにCSV的な考え方ですよね。 浅井:そうなんです。だから、それを聞いたとき、僕も腹くくりますと伝えました。実は僕も岩手出身なので、やるからには徹底的に取り組もうと。 浅井:ただ、いきなりホップの栽培をはじめるといっても人手が足りないじゃないですか。ホップ農家さんの高齢化による離農や、新規就農者の減少が深刻化している状況だったので。そこで僕たちは、農業に興味のある人が集まる「新農業人フェア」というリクルートの場に出向いたんです。 遠野に移住して、ホップ農家になってくれる人を探しにいったわけですか。 浅井:そうですね。そこで、僕らは現状を悲観するような話は一切せず、夢を語り続けました。「遠野は“ホップの里”と呼ばれているが、これからはブルワリーを創設するなど、“ホップの里”から“ビールの里”になることを目指している。そのために、僕たちは“仲間”を探しに来ました」と。その結果、埼玉から1名が遠野にやってきてくれることになったんです。 浅井:そういう地道な活動の甲斐あって、今では12人の若者が遠野に移住してきて、ホップ農家として活躍しています。彼らに「なんで遠野を選んでくれたの?」と聞くと、「ホップが魅力的だから」とか「作った分は全量買取だから」といった理由ではなく、「遠野に行ったら、“仲間“ができるってわかったから」って言うんですよね。 仲間ですか。 浅井:たぶん、それが本質的な課題なんです。縁もゆかりもない場所に移住する怖さって、行った先で仲間ができるかどうかなんですよ、きっと。だけど、新農業人フェアみたいな場で、「この街に行けば仲間はできますか?」なんて聞けないし、人にもなかなか相談できないじゃないですか。僕らが夢を語ったのは、結果的に移住希望者の心の課題を解決していたんだなと、後になって気がつきました。 ※所属(内容)は掲載当時のものになります。 一覧へ戻る 私たちキリングループは、新しい価値の創造を通じて社会課題を解決し、「よろこびがつなぐ世界」を目指しています。 価値創造モデルは、キリングループの社会と価値を共創し持続的に成長するための仕組みであり、持続的に循環することで事業成長と社会への価値提供が増幅していく構造を示しています。この循環をより発展させ続けることで、お客様の幸せに貢献したいと考えています。 統合レポート Share お酒に関する情報の20歳未満の方への 転送および共有はご遠慮ください。 パーパス トップメッセージ CSVパーパス 長期経営構想・中期経営計画 KIRIN’s HISTORY コーポレートガバナンス リスクマネジメントの強化 価値創造モデル 社会との価値共創 CSVマネジメント 持続的成長のための経営諸課題 酒類メーカーとしての責任 健康 コミュニティ 環境 他の重要課題とガバナンス 事業領域 世界にひろがるキリングループのブランド 食領域 ヘルスサイエンス領域 医領域 組織能力 確かな価値を生む技術力 お客様主語のマーケティング力 価値創造を加速するICT 多様な人財と挑戦する風土 財務戦略 企業情報 IR情報 採用情報 ニュースルーム お問い合わせ サイトのご利用にあたって 個人情報の保護 サイトマップ © 2007-2024 Kirin Holdings Company, Limited. ページトップへ

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