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楽しむ 暮らし 美容・健康 知る・学ぶ about this media 楽しむ 暮らし 美容・健康 知る・学ぶ about this media 公式Facebook 知る・学ぶ 2023-03-27 生態豆知識 信じていいの? 動物にまつわる迷信のウソホント 日本や世界には動物にまつわる迷信が数多くあります。なかには動物が好きな人にとって、「ウソなの?ホントなの?」と思うような迷信もあり、気になるところですよね。 今回は動物にまつわる有名な迷信や、そのなかで実際に注意したほうがよい迷信についてご紹介します。 どうして迷信が生まれるの? よい結果を待ちたい希望のあらわれ なぜ迷信が生まれるのでしょうか?迷信を聞くと「そんなの理屈に合わない、きっとウソ…でも少し不安になっちゃう」と思うものも多いですよね。 心理学的に、迷信は「○○したからよいことが起こると信じたい気持ち」から生まれるという説があります。 人それぞれの習慣や、事象が起きたタイミングが積み重なることにより、いつしか「○○したから…」という意識につながったのかもしれませんね。 動物にまつわる迷信は? 信じたくなるものもある! 迷信は数え切れないほど多くあります。動物にまつわる迷信も少なくありません。 縁起がよい迷信、悪い迷信、思わず信じたくなってしまう迷信など、いろいろな迷信について見てみましょう。 黒猫は縁起が「よい」「悪い」に分かれる不思議な動物 「黒猫は縁起がよい」「黒猫は縁起が悪い」。どちらも迷信としてよく聞く説ではないでしょうか。 よい、悪いが混ざっているため、猫好きにとっては「どっちなの?」と穏やかではない気持ちになってしまう迷信かもしれませんね。 日本では「縁起がよい」として愛されています。特に商売をする人にとっては注目される動物です。 商売繁盛と言えば招き猫ですよね。白の招き猫だけではなく、黒の招き猫も見かけませんか?日本は黒猫も幸福を呼ぶ動物だと考えられています。 江戸時代からは「黒猫を飼うと結核が治る」という迷信も広がりました。当時の結核は死の病です。黒猫はそんな重病を退ける力があると信じられていていました。 また、有名な文学作品「吾輩は猫である」のモデルは黒猫だったそうですよ。日本では思った以上に黒猫が重宝されていたようです。 イギリスでは「家に黒猫が来ると縁起がよい」、フランスでは「黒猫を大切にすると幸福がおとずれる」と言われているそうです。黒猫は世界のあちこちで愛されているようですね。 一方、黒猫は縁起が悪いと言われる地域もあります。「黒猫が横切ると不幸なことが起こる」という迷信を聞いたことがあるかもしれません。 この迷信はヨーロッパで生まれたと考えられています。暗闇で光る目が怖いと思われたり、中世の魔女狩りを思い出させたりなど、いろいろな理由があるようです。 地域によって印象が変わるのは興味深いことですね。 「蛇の夢を見たらお金持ちになれる」 蛇の夢は吉兆だと言われています。特に黄色の蛇の場合、お金関係でよいことが起こるそうです。本当かどうかは不明ですが、本当であってほしいと思う迷信かもしれませんね。 ほかにも蛇の夢はさまざまな解釈があります。代表的な解釈は「白い蛇は仕事や健康によい」「黒い蛇は縁起が悪い」など、色によるものです。夢に出たらぜひ色を覚えておいてください。 「カラスが夜に鳴くのは不幸の前兆」 夜中や早朝にカラスの鳴き声が聞こえると、「まさか不吉なことが…」と思うかもしれません。カラスは身体が真っ黒なことから、不吉だと感じる人が多いようです。 ところが、生物学的にはあまり関係がないと考えられています。というのも、カラスはもともと早起きで、なんと午前0時には目が覚めているのだとか。深夜の鳴き声は彼らにとって朝の挨拶かもしれませんね。 さらに人間が出す早朝のごみからエサを探すのも関係しています。仲間たちに「ここにエサがあるぞ!」と鳴いて知らせているそうです。 ほかにも危険が迫れば鳴いて知らせたり、カラスを狙うほかの動物を威嚇したりと、賢く強い鳥ならではの行動が迷信につながったのでしょう。 「ウサギはニンジンが大好き」 ウサギはニンジンが大好きなのか?と言うと、実際はそれほどでもないのだとか。もちろんニンジンを好むウサギもいますが、好き嫌いは人間と同様に個体差に左右されます。 迷信が生まれたのはニンジンを美味しそうに食べるウサギの絵本「ピーターラビット」の影響もありそうです。もしあなたが飼っているウサギがニンジンを好むなら、ピーターラビットのように可愛らしく食べる姿を楽しんでくださいね。 注意したい迷信も! ペットの様子に気を付けて ほかにも動物にまつわる迷信は数多くあります。なかには迷信とは言い切れないものがあるため、ペットを飼っている人は注意が必要です。 「犬や猫の怪我は舐めれば治せる」 怪我をした犬や猫は、よく傷口を舐める仕草を見せます。「舐めれば治る」と思われるようになった理由のひとつはそのためでしょう。 しかし実際はあまり効果がありません。逆に舐めることで傷口を広げてしまったり、深くしてしまったりすることもあり、深刻な状態になってしまう恐れがあります。とくに猫の舌はざらついているため、傷口に大きなダメージを与えてしまいかねません。 もしも飼い犬や飼い猫たちが傷口を舐めるような仕草を繰り返していたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。 「猫はイカを食べると腰が抜ける」 こちらも注意したい迷信です。たった1度イカを食べただけで腰が抜けるわけではありませんが、大量に食べ続けるとそのような状態になってしまうかもしれません。 イカはカルシウムが不足しています。そればかりではなく、骨から強度を奪いがちなリンが多く含まれている食べ物です。イカばかりを大量に食べ続けると骨が弱ってしまい、足腰に悪影響が出る可能性が高くなるということですね。 猫にイカを与えてはいけない、というわけではなく、過剰に与えてはいけないと考えましょう。普段はキャットフードや猫用のおやつをあげて、イカはたまのお楽しみにするとよさそうですね。人間もペットもバランスのよい食生活が一番です。 「ウサギはさびしいと死んでしまう」 結論から言うと、ウサギはさびしさが理由で死ぬことはありません。もともとウサギは1匹で飼っていても健康的に生きられます。 この迷信の「さびしさ」は「ストレス」が転じたものだと考えられます。ウサギはストレスに弱い動物です。飼育環境の衛生面が悪い、近所で騒音が多いなど、ストレスが積み重なって体調を崩すことがあります。 体調を崩すばかりではなく、最悪の場合は死んでしまう可能性も否定できません。 ストレスはどんな動物にとっても悪影響ですが、ストレス耐性が低いウサギにはさらにつらいものに感じられるでしょう。少しでもストレスが軽減されるよう、環境に気を配ってあげたいですね。 明るい迷信を楽しんで! 注意したい迷信はペットのケアで参考に 迷信が生まれた時代や理由を調べてみると、思った以上に新しい発見があります。同じ動物でも地域によって正反対の意味になっていることがあり、意外な気持ちになりそうですよね。 また、迷信のなかにはペットのケアに大切な情報が隠れていることも。大切なペットと楽しく長く暮らすためにも、関係がありそうな迷信は調べてみるといいかもしれません。 今回ご紹介した迷信のほかにも、動物にまつわる迷信はたくさんあります。何か気になるものがあればぜひ調べて楽しんでみてください。 この記事をシェアする Read More 知る・学ぶ 2023-08-17 強い陽射しから身を守る! 動物がしている驚きの日焼け対策 強い陽射しから身体を守るため、日焼け止めを必要とするのは人間だけではありません。動物も同じように日焼け止めをすることがあります。 「どんな珍しい動物が日焼け止めをするの?」と思うかも知れませんが、実は意外と有名な動物が日焼け止めをしています。 動物も日焼け止めが必要? 強すぎる陽射しを防ぐ賢い知恵 人間だけではなく、動物にとって日光はとても大切です。日光を浴びることによって体内時計を調整したり、ビタミンDを生成したりと重要な役割を果たします。 とはいえ、強すぎる陽射しは日焼けをはじめとしたトラブルのもとになることも。陽射しが強い時期に人間が日焼け止めを使うように、動物も同じように肌を守ります。 日焼けは肌へダメージを与えるものです。人間もひどい日焼けをすれば真っ赤になったり水ぶくれができたりと、火傷をした状態になってしまいますよね。動物も肌へのダメージに対処しないまま放置していると、潰瘍や上皮がんの原因になります。 進化の過程で身につけた陽射し避けの方法 しかし、人間も動物も、種が誕生した頃から太陽と共存しています。太古の時代から強い陽射しを受けてきました。進化を続け、歴史を重ねるうちに、陽射しとの付き合いかたを覚えたのです。 陽射しが強いときには岩陰や木の陰などに避難する動物は少なくありません。また、進化の過程で身体を環境に適応させ、毛やウロコを手に入れて陽射しと肌の間にバリアを作った動物もいます。 なかには、自分の身体のなかで日焼け止め成分を生み出すメカニズムを手に入れた動物もいるといわれています。まだ研究段階ではありますが、オレゴン州立大学のタイフォ・マフムード教授によると、哺乳類以外の脊椎動物は日焼け止め遺伝子「ガズソール」を持っているのだそうです。 動物の日焼け止めの方法は? 自然のなかで身につけた技 過酷な陽射しから身を守るため、日焼け止めの技術を身につけた動物がいます。珍しい種類ではなく、私たちが動物園やメディアで見たことのある動物ばかりです。 ゾウ アフリカをはじめ、陽射しが強い地域に生息するゾウ。日焼け止めは必須なのでしょう。「泥浴び」と言われる動作で日焼け止めをしています。 みなさんも、ゾウが長い鼻を使って泥を身体にかける姿を見たことがあるかもしれません。 ゾウは泥を浴びることにより、肌に泥を塗った状態になります。その泥が紫外線から肌を守るバリアになることを知っているためです。可愛らしく見える泥浴びの光景ですが、じつは大切な意味があったのですね。 カバ カバが生息するのも陽射しが強い地域です。やはり日焼け止めには気を使います。 カバはゾウのように何かを利用するのではなく、自分の汗を日焼け止めにしています。カバの汗にはオレンジと赤の色素が含まれていますが、このふたつの色素が紫外線を吸収するのだそうです。 汗の色が赤く見えるため、「カバが血の汗をかいている」と驚く人も多いそうですよ。 キリン 背が高く、高い場所にある木の葉を食事にすることも多いキリン。やはり暑い地域に生息しています。食事する姿を見ていると、真っ黒な舌に驚くのではないでしょうか。 キリンの舌が黒いのは、まさに日焼け止めのためなのだそうです。紫外線を遮断しやすい色が黒だからと考えられています。 確かに、人間でも「日傘は黒が効果的」と言われていますよね。キリンと人間の意外な共通点かもしれません。 クジラ 海の中に生息するクジラも日焼けをします。哺乳類であるクジラは、多くの海の生物が持つ日焼け止め遺伝子「ガズソール」を持っていません。海面に浮上したときの陽射しで日焼けをしてしまうのです。 そのため、日焼け止め対策ができるメカニズムを有するようになったと考えられています。ニューカッスル大学のマーク・バーチ・マチン教授によると、マッコウクジラから紫外線から細胞を守るためのたんぱく質を検出したのだそうです。 同様に、メラニン色素も紫外線から身を守るためのはたらきをしているのだとか。メラニン色素は人間も持っているものですよね。意外な共通点に驚きます。 ペットの日焼け止めは? 注意することは? 動物の日焼けの話を聞いて、「うちのペットは大丈夫かな?」と思ったかもしれません。特に散歩などで外出機会が多い犬を飼っている人は気になりますよね。 犬の日焼け対策は、服を着せてあげたり、ペット用の日焼け止めを使ったりする方法があります。人間用の日焼け止めは成分が悪影響を与えることがあるため、必ずペット用の日焼け止めを使いましょう。 夏は陽射しに要注意! 日焼け止めをする動物は案外多い 暑い時期に紫外線対策が必要なのは人間だけではありませんでした。自然のなかで生きる動物たちも、強すぎる陽射しと共存するために独自の進化を遂げたようです。 なかには人間と意外な共通点を持つ動物もいて、つい親しみを覚えることもあるのではないでしょうか。暑い時期や強い陽射しを感じるときには、人間も動物もしっかりと対策したいですね。 Read More 知る・学ぶ 2021-11-12 初心者が飼うのは難しい? 日本犬の種類と性格とは がっしりとした体つきにアーモンド型の瞳。地面をしっかり四肢で踏みしめて立つその姿は質実剛健そのもの―。 このような硬派な魅力で多くの人々から愛されている日本犬。 一時はコリーやラブラドール・レトリバー、シベリアン・ハスキーなど洋犬の人気に押されて目立たなくなったものの、最近では秋田犬や柴犬が海外から注目され、国内でも再び人気が復活しています。 日本犬の飼育頭数も一時期よりは増えており、柴犬を中心に街中でお散歩している姿を見かけることも多くなったのではないでしょうか? しかし、こうしたブームの裏で、飼育放棄される日本犬も増えています。 これには、日本犬の性格や飼育方法についてしっかり調べず安易にお迎えした結果、「想像していたのと違う」と放棄してしまうことが背景にあるようです。 そこで今回は、日本犬の種類と特徴・性格、飼育の難易度、お迎えする際の注意点についてご紹介します。 日本犬の種類とそれぞれの特徴・性格 日本犬とは、日本原産の純血種の犬のことをいいます。 具体的には公益社団法人 日本犬保存会が定めた「日本犬標準」に適合する6種類の在来犬種のことを指し、それぞれ体格や性格、毛色、顔つきに違いがあります。 それでは早速、6種類の日本犬について個別にみていきましょう。 柴犬 体高約40cm、体重10kg前後の小・中型犬である柴犬は、日本犬のなかでも特に知名度が高い犬種です。 純朴な顔つきと飼い主さんを見つめる優しい眼差しはまさに、「昔ながらの日本の家庭犬」。飼い主さんへの忠誠心が高く、基本的には愛情深い犬です。 しかし、神経質で警戒心が強い部分もあり、飼い主さん以外の人が近くにいるとよそよそしい態度になったり、ときには攻撃的に吠えたりすることも。 そのため、子犬の頃からしつけを徹底し、他の犬と交流する経験をさせてあげると良いでしょう。 秋田犬 あの「忠犬ハチ公」でおなじみの秋田犬は体高60cm~70cm、体重40kg~60kgと日本犬では唯一の大型犬です。 秋田県原産で、ダブルコートのたっぷりした毛、長くて太い足、大きな顔が特徴。愛情表現が割とわかりやすいので、犬好きの方には大ファンが多いのも頷けます。 性格も素直で飼い主さんには大変従順ですが、やはり柴犬同様に神経質な面があり、もともとの気質や育て方によっては家族にも攻撃的な態度に出る場合があります。 そのため、子犬の頃からのしつけはもちろん、なるべくストレスのたまらない生活環境を与え、性格がこじれないようにお世話してあげることが重要です。 また、強いリーダーシップを発揮できる「飼い主さん=ご主人様」の存在も秋田犬には不可欠。「私が君のご主人だからね」としっかり主張できる、頼もしい飼い主さんになる覚悟がなければ飼育は難しいでしょう。 紀州犬 体高40cm~50cm前後、体重15kg~30kg程度の直毛に覆われた中型犬です。 名称からもわかる通り和歌山県原産の犬種で、もともとは狩猟犬として活躍していました。 賢いのでしつけもしやすく、よく訓練すれば非常に優秀な番犬になります。 落ち着いた佇まいで、陽気にはしゃぐ様子をあまり見ないことが多いかもしれません。しかし、飼い主さんの前では笑っているような表情を見せることがあり、そんなギャップも魅力の一つ。 紀州犬にもやはり日本犬特有の神経質さがありますが、子犬の頃からしっかりしつけをしたうえで社会性を身につければ、幾分穏やかな性格になることもあります。 なお、紀州犬といえば白い毛というイメージがありますが、赤毛(茶色)や胡麻(白色と灰色)もあり、赤毛の紀州犬は柴犬とよく似ています。 北海道犬 アイヌ民族の狩猟犬として長い間活躍してきた犬です。体高50cm前後、体重20kg~30kgの中型で、某通信会社のテレビCMに登場してからは認知度が一気に上がりました。 性格は素直で勇敢。飼い主さんの言うことはよく聞きますが、少々気が荒い子も。 お迎えする場合は誰にでも懐くタイプではない点を十分理解し、しつけをしっかり行う覚悟を持ちましょう。 「なんだかちょっと難しい子だな」との印象を与えるタイプですし、実際そのような性格の子が多いのも事実。しかし、飼い主さんとの相性が合えば、これほど素晴らしい相棒になってくれる子はいません。 顔つきは全体的にふっくらしており、成犬になっても子犬時代の面影を残しているようなかわいらしさがあります。 甲斐犬 山梨県原産の甲斐犬は、体高40cm~60cm、体重12kg~15kgの中型犬です。黒や白、灰色などが混ざったまだら模様の虎毛が特徴で、いかにも喧嘩が強そうな見た目をしています。実際、見た目の通り気が強く、番犬としては非常に優秀です。その分、やはり警戒心が強いため、小さい子の遊び相手や社交性の高い子を求めている方には不向きでしょう。 犬の飼育初心者の方がしつける場合は難しいところがありますが、甲斐犬飼育経験者の方やドッグスクールのサポートがあれば良い家庭犬となってくれることもあります。 四国犬 体高45cm~55cm、体重15kg~25kgの四国地方原産の中型犬です。 他の日本犬の中型より少し大きめで、顔つきは柴犬を少しワイルドにした感じといったところでしょうか。 赤毛や胡麻の毛色があり、胡麻の場合は全体の風貌がオオカミに似ています。 勇敢、忠実、頑固と日本犬の特徴が見事に揃っているうえ、好奇心旺盛かつ動くことが大好き。したがって、誰がボスなのかしっかり認識させてしつけを行い、毎日のお散歩で十分な運動量を確保してあげる必要があります。 「飼いやすさ」という点でいえば難しい方でしょう。それでもファンが多いのはやはり媚びない、堂々とした姿に魅力を感じる愛犬家が多いから。 なお、これら6種類の日本犬はすべて国の天然記念物に指定されています。 「うちのわんこは天然記念物なのか!」と驚かれた方。そう、天然記念物を飼育されているのです。これからも大切にお世話してあげてくださいね! かわいいけど頑固者! 日本犬は飼いやすい? 日本犬の飼育は世界中の犬種のなかでも群を抜いて難しいといわれていますが、その原因は日本犬の性格にあります。 神経質で警戒心が強い 繰り返しますが、日本犬の性格は基本的に神経質で警戒心が強く、見慣れない物・人には安易に近づきませんし、自分のテリトリーに入ってくることを好みません。 この傾向は子犬時代にしつけを徹底してもあまり薄れることがないため、飼い犬にフレンドリーさを求めていた場合は「飼うのが難しい」と思われてしまうようです。 自我が強い 日本犬は自我の強い個体が多く、「自分の気分・気持ち次第で判断する」といったスタンスを取ることがあります。ですから家族に心理的に依存することがあまりないのです。 これは海外の使役犬や愛玩犬にはあまりみられない傾向であり、こうした洋犬に慣れていると日本犬の飼育は難しく感じるでしょう。 たった1人のボスに尽くす 日本犬は家族のなかでも「この人」と決めた、たった1人を自分のボスと決めて行動することが多々あります。 基本、多くの人との交流が得意ではないため、ボスは1人に決めたいのです。 こうなると、ボスとして認めた1人以外の言うことは聞かなくなり、他の家族は寂しい思いをすることも。 以上から、日本犬をお迎えする場合はこうした性格を理解し、受け入れる覚悟が必要です。ある意味、犬に大きな期待をしない飼い主さんにはベストなのかもしれませんね。 日本犬をお迎えする際の注意点 初心者に向いているとは言い難い日本犬。それでもお迎えすると決めた方は次の点に注意しましょう。 洋犬と同じことを求めない 「投げたものを取ってくる」「いつでも側にいる」「ドッグランで他の犬と仲良くする」…といったことを日本犬には求めない方が無難です。 飼い主さんのために動くことに慣れている洋犬と同じことを無理にさせないようにしましょう。 必ずお散歩に連れて行く 日本犬は体を動かすことが大好きな犬種です。健康維持とストレス発散、そして日々の楽しみのためにも毎日お散歩に連れて行きましょう。 1日2回、1回30分~1時間が目安です。秋田犬は真夏以外、お散歩の時間・距離ともに長めを心がけてください。 乳幼児がいる場合はお迎えするタイミングに注意! 乳幼児がいる家庭の場合は日本犬のお迎えタイミングに注意が必要です。 乳幼児の泣き声や触り方で機嫌が悪くなって噛んでしまうことも考えられるため、お子さんがもう少し成長してからの方が良いでしょう。 子犬の頃からしつけはしっかり! 生後2ヵ月から、遅くとも4ヵ月までにはしつけをスタートさせましょう。 しつけに自信がない場合はドッグスクールが開催しているパピートレーニングに参加するのも手です。 また、しつけが徹底されないまま成犬になってしまった場合でも問題行動を改善するためのトレーニングクラスがあるので、諦めずに専門家であるドッグトレーナーに相談することをおすすめします。 お散歩中に買い物をしない 日本犬に限りませんが、お散歩中店先に愛犬をつなぎ、そのまま店内でお買い物をするのはやめましょう。 子犬の場合は盗まれることがありますし、成犬の場合は他の人を噛んでしまう可能性があります。 なるべく室内で飼う 昔から日本犬は庭の犬小屋で飼われているパターンが多いですが、実は室内飼いがベスト。極端な暑さや寒さに晒されるとストレスになります。 皮膚病には注意 日本犬は皮膚病にかかりやすいので日頃から注意深く観察してください。毛がごっそり抜けていたり、痒がっていたりする場合は動物病院で診察を受けさせましょう。 皮膚疾患を放置しておくとストレスがたまり、怒りっぽくなることがあります。 まとめ 日本犬の種類と特徴・性格、飼育の難易度、お迎えする際の注意点についてご紹介しました。 動物はかわいいだけではありません。特有の野性味溢れる性格や習性をどこかに必ず持っているのが動物であり、お迎えするのであればその点を最初からしっかり認識しておく必要があります。 動画サイトに登場するようなかわいらしく、忠実な日本犬の姿だけを追い求めてお迎えすることはやめましょう。 Read More 知る・学ぶ 2021-09-29 地震を予知している? 地震発生前にみられる動物たちの異常行動について 豪雨や洪水、落雷、噴火といった自然災害は、生命と生活を脅かす現象として長年恐れられてきました。 有史以来、さまざまな書物に自然災害の被害について記録されていることから、私たちの祖先が自然の脅威から命を守る戦いを続けてきたことがわかります。特に国土周辺に4つの大きなプレートがある日本にとって、地震の予知は大きな課題でした。 これについては科学技術が発達した現代でもなお不確かなものが多く、いかに難しいかがわかります。 しかしそんな中、最近は地震が発生する前の動物たちの異常行動を観察して地震を予知する研究が注目され始めているのをご存知でしょうか。 例えば「ナマズが暴れると地震が起こる」との言い伝えの通り、動物は地震を予知しているという説は昔からありました。これを科学的に解明し、防災に役立てるというわけです。 確かに、地震の前に動物たちの行動に異変が見られた事例は非常に多いのは事実です。 そこで、今回は動物と地震に関する言い伝えや実際の動物たちの異常行動の例、自宅のペットを災害から守るための防災対策についてご紹介します。 動物と地震に関する有名な言い伝え 「動物は地震を予知できる」なんて単なる迷信に過ぎない―。 地震が起きる前の動物たちの行動について語られるとき、それが単なる偶然であると同時に、昔からある迷信だとする声が常にあがります。 一方で、動物は人間には聞こえない音、感じ取れない重力や地面の動きなど、微妙な環境の変化を感知する能力があるとも言われています。実際、動物と地震についてはどのような言い伝えがあるのでしょうか。 ナマズが暴れる 細長いヒゲが特徴的な淡水魚・ナマズは普段、水底に体をくっつけて生活しているため、微弱な地震の揺れを感じ取ると暴れるのではないか、との説があります。 また、ナマズは電気を感じる能力があるため、地震による電磁波を感じ取っているとの説も。というのも、地震が起こると地殻から電磁波が発生するからです。 この「ナマズが暴れる=地震が起きる」の説は江戸時代から存在し、幕末に安政の大地震が発生した際にはこのときの社会状況をナマズで表現した風刺画「ナマズ絵」が流行しました。なぜ、現在ほどの科学技術を持たない当時の人々が地震とナマズを関連付けたのでしょう。 いつもは水底の岩にひっそり隠れて暮らしているナマズが珍しく暴れている様子を見て、「これは近々何か起こるかもしれない」と第六感が働いた人が大勢いたのかもしれませんね。 深海魚が打ち上げられる 水深200メートル以上の深海に生息する深海魚が海岸に打ち上げられると近々地震が起こる、との言い伝えも昔からあります。 近年、体長4メートルほどにもなるリュウグウノツカイが多数打ち上げられた際は大地震の予兆だったのではないかと騒がれましたが、実はこれは多くの研究機関が根拠なし、と判断しています。 ナマズと同じく、深海魚も電磁波の影響を受けて地上に出てきたのでは、との推測がこの説の元となったようですが、どうやら関連性はないよう。 浜辺を散歩中、打ち上げられたリュウグウノツカイを見つけても慌てないようにしてくださいね! イルカやネズミ、犬も…動物の異常行動の事例 リュウグウノツカイのように根拠がないと判断されているものもあれば、否定する根拠が見つからない事例もあるため、動物の地震予知についてはまだまだ研究の余地がありそうです。 では、ほかにどのような動物で異常行動が見られたのか、有名な事例をみていきましょう。 イルカやクジラの集団座礁 茨城県の海岸でイルカやクジラの集団座礁が発見された際は大地震の前兆だったのではないかと騒がれましたが、イルカやクジラの座礁はそれまでにも多く観測されているため、地震と集団座礁は関係ないと考えられています。 現在でも大きな海洋動物や大量の魚が打ち上げられると地震との関連性が噂されますが、真偽は不明です。 ネズミが街からいなくなる なぜか街でネズミの姿をまったく見かけなくなったと思った矢先、大きな地震が起きたという話は先ほどご紹介した安政の大地震や1923年(大正12年)の関東大震災が起きたときのエピソードとして有名です。 地震発生前にネズミが集団で逃げる場面を目撃した人も多く、なかなか興味深い話ですね。 カラスが大群で空を飛ぶ 地震が起きる数日前にカラスが群れをなして空を飛ぶ光景を見た、との証言もたくさんあります。 カラスの群れで空が暗くなる様子は、見る人にさぞ強い印象を与えたことでしょう。「どうしたのかな?」と思った数日後に地震が起きたのですから、地震とカラスの行動を関連付ける人が出てきてもおかしくはありません。 犬が遠吠えする 犬の行動にも異変がみられるようです。具体的には「急に吠える」「ソワソワして落ち着きがなくなる」「遠吠えする」などが挙げられ、普段とは明らかに違う行動を見せるので、飼い主さんも驚いてしまうようです。 猫が外へ出ようとする 猫の異常行動も報告されており、「外に出ようとする」「鳴き続ける」「落ち着きがなくなる」「高い場所へ行こうとする」といった行動をすることが多いようです。 なお、1975年に中国の遼寧省で起きた海城地震は、地震発生前に行政当局が住民を事前に避難させて被害の拡大を防いでいますが、実はこのとき使われた地震予知手段の一つに、動物の異常行動の観察がありました。実際、地震発生前には動物の異常行動が数多く報告されていたというのですから驚きです。 普段からの心がけが大切! ペットを守るための防災対策をしよう 地震を正確に予知することはできないのが現状ですが、万が一に備えることは今からでも可能です。 近年の震災の経験から災害に備える方が急増しましたが、ペットを飼っている方は動物への被害を防ぐ対策まで考えなければなりません。 飼い主さんはご自身の備えをしたうえで、ペットのために次のような災害対策を徹底しましょう。 餌やトイレグッズなどのペット用品を備蓄しておく 食べ慣れている餌や愛用のトイレグッズなどは普段から少し多めに購入し、備蓄しておきましょう。1ヵ月分〜2ヵ月分が目安です。 災害発生後は食料や日用雑貨の確保のため買い物客が押し寄せてスーパーやコンビニの商品が品切れになる傾向があり、お店へ駆けつけても購入できない可能性が高いからです。 また、交通インフラが復旧しないことで物の流通も滞りがちになり、オンラインショッピングで購入しても手に入るまでに時間がかかることも考えられます。 ケージやサークルには耐震補強をしておく ケージやサークルが強い揺れで転倒しないよう、耐震補強をしておくと安心です。耐震補強グッズはペットショップやホームセンターで購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。 また、ケージやサークルは背が高くて重い家具(本棚や食器棚)の近くに置かないようにしましょう。下敷きになるのを避けるためです。 ガラスの飛散防止対策をする 揺れでガラスが割れると想像以上にガラスの破片が飛び散るものです。 ペットが怪我をしないよう、動物が過ごす空間にあるガラスには飛散防止フィルムを貼るなどして飛び散りを防ぎましょう。 ペット同行避難ができるようペット用防災セットを用意する 最寄りの避難所でペット同行が可能な場合はぜひ連れて行きたいもの。 万が一のときはすぐに連れて行けるよう、餌やトイレグッズ、首輪、おやつなどをまとめて袋詰めしたペット用の防災セットを用意しておくと便利です。 ペットホテルや動物病院以外の預け先を確保しておく ペット同行避難ができず、ペットホテルや動物病院もいっぱいになってしまった場合に備え、万が一のときに一時的に預かってもらえるよう、日頃から親戚や知人にお願いしておくのも得策です。 愛情と防災対策でペットに安心を! 動物の異常行動は、震度5以上の規模の大きい地震の際に見られるとの説があります。何らかの異変を感じ、本能で恐怖や危険を感じているのかもしれません。 もし、ペットがパニックを起こしているようであれば「大丈夫だよ」と優しく声をかけたり撫でたりして、安心感を与えてあげましょう。 もちろん、日頃からの災害対策があってこその安心ですから、飼い主さんは気を抜かず、万が一に備えておきましょう。 Read More 知る・学ぶ 2023-10-30 猫が歴史を動かした驚きの逸話とは? 世界中で愛されている猫。もちろん猫を愛するのは一般人だけではありません。国を治める権力者や人類史に影響を与えたような科学者も猫が大好きでした。猫が好きすぎて神様にしてしまった人たちもいるほどです。 今回は、そんな猫の魅力にあらがえなかった人間たちをご紹介します。 「猫は神様です」古代エジプト女神や猫神社まで! 古代エジプトや日本では、猫を神様として崇める文化があることをご存知でしょうか。猫の魅力は猫自身を神様にまで進化させたようです。 古代エジプトの女神「バステト神」 猫の発祥の地と言われるエジプトでは、古代から猫を愛する人々がとても多い地域です。その猫愛は猫の姿をした女神「バステト神」を生み出したほどでした。 バステト神は猫の顔と人間の女性の身体を持つ姿、いかにも「猫!」といった姿の2種類が伝わっています。壁画では猫顔の女神様、神像では豪華な装飾や美しい瞳が印象的な猫の姿が多いようです。 バステト神の役目は、太陽神・ラーの瞳でした。その美しく神秘的な瞳で人々の行いを監視し、過ちがあれば正す役割を担っていたのだとか。猫独特の瞳がそんな役割を連想させたのかもしれませんね。 日本の神社では猫が祀られている 日本での猫はその魅力だけではなく、穀物をネズミから守るありがたい動物として感謝される存在でもありました。人々はその感謝の気持ちから猫を神聖な存在として扱うようになります。 穀物倉庫のネズミ避けのお札に猫の姿を描いたり、養蚕がうまくいくように猫に願掛けをしたりなど、猫は生活や経済に欠かせない存在になります。やがて神社で祀られるようにもなりました。 例えば新潟県にある「八海山尊神社」はそのような人々の想いを継いだ神社で、ネズミ避けの猫札(護符)をいつも取り扱っています。いまでは日本全国から愛猫家が集まるそうですよ。 また、鹿児島県にある「猫神神社」は戦に貢献した猫の逸話で有名です。16世紀末、猫の瞳孔の開き方で時間を計れると気づいた島津義弘は、文禄・慶長の役に7匹の猫を連れて行きました。 残念ながら猫は2匹しか生き延びられませんでしたが、島津義弘は猫たちに感謝し、神様として祀るようになりました。その場所が現在の猫神神社として知られています。 日本の権力者も猫にメロメロ! 権力者にも猫好きがたくさんいました。皇族や幕府の寵姫も猫の魅力にすっかりとりこになっていたそうです。 「猫かわいい!」の日記が伝わる宇多天皇 天皇の現存する最古の日記として「寛平御記」。記したのは宇多天皇です。宇多天皇は父から贈られた黒猫をとてもかわいがっていました。 寛平御記には「父上から猫をいただいた。黒くてかわいい! 瞳が宝石のようにきれい!」(意訳)と、猫のかわいさについて熱く書かれています。「好きだよと話しかけてみたが伝わっていないようだ」など、宇多天皇自身がかわいく思えてしまう描写もありました。 大奥の御台所は犬好きから猫好きに! 江戸時代の大奥で有名な篤姫も猫好きだったそうです。結婚前は犬好きでしたが、夫の将軍が犬嫌いのため、嫁いでからは猫を愛するようになったそう。 権勢を誇った大奥の愛猫だけあって、その暮らしぶりは豪奢なものでした。食費だけで年間25両(現在の価値換算で約450万円以上!)にもなったというのですから、人間がうらやましくなるようなラグジュアリーライフだったのでしょう。 猫ドアを開発したのはあの天才科学者だった?! 現代の住宅では珍しくない猫ドア。猫の出入り口ですが、昔は人間優先の文化のためか、存在しないものでした。 その猫ドアを開発したのがアイザック・ニュートンです。人類の歴史に大きな影響を与えた「万有引力」を発見した天才科学者が猫ドアを開発したとは意外ですね。 ニュートンは大変な猫好きだったそうです。当時は猫にご飯をあげることは一般的ではありませんでしたが、ニュートンは自分のご飯を分けてあげることもあったのだとか。塩分や栄養素を考えると現代では推奨できませんが、飼い猫でも自力で食力を確保しなければならなかった当時の猫にとって、最大の愛情表現だったかもしれませんね。 その猫愛が高じ、猫ドアの発明に至ったそうです。天才にとってはどうということのない発明だったかもしれませんが、その発明が現代の愛猫家たちに感謝されているとは思いも寄らないのではないでしょうか。 なお、ニュートンは親猫用の大きなドアと子猫用の小さなドアを作ったのですが、親猫も子猫も大きなドアから出入りするため、それを不思議に思っていたのだそうです。 一般人からすれば「大きなドアひとつで足りるのに」と思うところですが、そこで不思議に思うのが天才ならではの思考回路だったのかもしれませんね。 猫の魅力はあらゆる人をとりこにする 気まぐれでわがまま、でもそこがかわいくてたまらない…そんな猫は古代から人々をとりこにしてきました。権力者や天才だけではなく、神話にも影響を与えている事実と人々の猫愛に感心するばかりです。いまも愛され続けている猫が、これから人々にどんな影響を与えるか楽しみですね。 Read More 知る・学ぶ 2024-03-25 黄色いリボンは何のサイン? 犬を守る「イエロードッグプロジェクト」 黄色いリボンをつけてお散歩している犬を見かけたことはありませんか? もしかすると「イエロードッグプロジェクト」に関わる犬かもしれません。 その場合は周囲の人の配慮が必要になる可能性もありますが、聞き慣れない人が多いのではないでしょうか。 そこで今回は、イエロードッグプロジェクトについて詳しく解説します。 犬を守るイエロードッグプロジェクト イエロードッグプロジェクトは、一部の犬を守るために立ち上げられたプロジェクトです。より多くの犬が安心して外出や散歩ができるよう、その概要や歴史について知っておきましょう。 イエロードッグプロジェクトとは? 散歩中の犬のリードに黄色いリボンがついていたら、それは「近づかないでほしい」「そっとしておいてほしい」という意思表示です。これは飼い主のわがままではなく、なんらかの事情を抱える犬をストレスや衝撃から遠ざけるためにつけられています。 ただ、近づかないでほしい理由は決してその犬が攻撃的だからではありません。むしろどちらかといえば、近づくと怖がったり、ストレスを感じたりしてしまう状態の犬がイエロードッグプロジェクトに参加しています。 リードに黄色いリボンをつけた犬を見かけたら、声をかけたい気持ちをぐっとこらえ、少し離れた場所から静かに見守ってあげましょう。愛犬との散歩中にすれ違ったときには、愛犬も同じように見守ってあげられるように導いてあげてください。 イエロードッグプロジェクトの歴史 イエロードッグプロジェクトは2010年代にスウェーデンで始まりました。オーストラリアでほかの犬や人に対して強すぎる興味を示したり、ストレスを感じたりする犬に目印をつけていることを知ったスウェーデンの学者が提唱したことがきっかけです。 この活動には早い段階から賛同者が集まり、犬を愛する人々の間で積極的に取り入れられるようになりました。最近は日本でも認知度が高まり、取材メディアや口コミなどを通して、一般の人の間でも知られるようになりつつあります。 リードについた黄色いリボンは「事情があるため距離を取ってほしい」という意思表示です。見かけた時にはぜひ意識してあげてください。 こんなアイテムを身につけている犬には配慮を 配慮が必要な犬のリードにつけられているのは黄色いリボンだけではありません。最近は大きめのタグやワッペン、サコッシュなども見かけるようになりました。 タグやワッペンにはメッセージが記載されていることも少なくありません。たとえば分かりやすく「近づかないでください」と書いてあるものや、「治療中です」「トレーニング中です」などの事情説明がされていることもあります。 いずれにせよベースには黄色が使われているため、イエロードッグプロジェクトに参加している犬(イエロードッグ)であることは分かりやすくなっています。リボン以外でも認識できるグッズがついている場合には、イエロードッグが飼い主さんと安心して散歩できるよう、そっと見守ってあげましょう。 なぜ黄色いリボンをしているの? イエロードッグの特徴 黄色いリボンをしているイエロードッグはそれぞれ個々の事情を抱えています。いくつか代表的な事情をご紹介します。 また、このほかにもなんらかの事情で黄色いリボンをつけているイエロードッグもいるかもしれません。見かけた時には「何かあるんだな」と考えることが一番の助けになるでしょう。 健康上に問題を抱えている、治療中である 身体に健康上の問題があったり、手術をしたあとだったりした場合(回復期の場合)、ほかの犬や人に近づいてほしくないときがあります。接近に興奮して激しい動きをすると、体調悪化や手術後の傷口に悪影響が出てしまう可能性が考えられるためです。 仲良しの犬とすれ違っても、イエロードッグのマークをつけているときには遊びを遠慮して、改めて元気に遊べる機会を待ちましょう。その配慮に、飼い主さんもきっと喜んでくれるでしょう。 社会復帰のトレーニング中 なんらかの事情で社会になじむトレーニングが不十分なまま大きくなった犬は、改めてトレーニングが必要になることがあります。また、残念ながら虐待が理由で社会から遠ざかりたがる犬もいます。 そのような犬も社会で快適に暮らせるようにするためには、社会復帰のトレーニングが重要です。トレーニング中はほかの犬や人とうまく関わることが難しいため、イエロードッグは黄色いリボンをつけて外出します。 社会復帰のトレーニング目的で黄色いリボンをつけているイエロードッグは、ほかの犬や人が親しみの気持ちから気軽に近づくと、適切な行動ができない可能性が否定できません。 トラブルの原因になり、どちらも哀しい思いをしてしまうことがあります。社会復帰のトレーニングをしているイエロードッグを見かけたら、心の中で「がんばれ!」と応援してあげてください。 ほかの犬や人間が怖い、過剰反応してしまう 犬の性格はそれぞれで、なかにはほかの犬や人に好奇心を持つあまり、過剰な反応をしてしまう犬もいます。 飛びついたり吠えかかったりなどの行動はトラブルの元になるため、ほかの犬や人から遠ざけておきたいと考える飼い主さんもいるでしょう。そのような場合にもイエロードッグとして黄色いリボンをつけることがあります。 また、その反対のケースもあるでしょう。性格や過去のトラウマから、ほかの犬や人を過剰に怖がる犬もいます。パニックの原因になってしまうため、やはり遠ざけておきたい、そっとしておいてほしいと願う犬や飼い主さんもいることもあると覚えておきましょう。 介助犬のトレーニング中 イエロードッグの中には、介助犬になるためのトレーニングをしている犬もいます。盲導犬、聴導犬をはじめ、セラピードッグなど、訓練を積んだ犬の仕事振りを見て頼もしいと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。 トレーニング中、好意でも声をかけたり飼い犬が交流したがったりすると、イエロードッグの気が散り、訓練の効果が薄れてしまうことがあります。立派な介助犬になれるよう、交流したい気持ちを我慢して、心の中で応援してあげましょう。 愛犬がイエロードッグでは?と感じたら慎重な対応を イエロードッグの特徴を知り、「もしかすると自分の飼い犬もイエロードッグかも…」という疑問を持つ人もいるかもしれません。確かに、周囲の配慮が必要な行動をする犬がいることも確かです。 しかし、必ずしもイエロードッグであるとは限りません。むしろあらためてしつけをしたり、外部との関わり方を変えてみたりするだけで、今までとは違う前向きな行動になる可能性もあります。 すぐにイエロードッグだと判断する前に、獣医さんやイエロードッグの活動をしている団体などに相談してみることをおすすめします。 少しの配慮でイエロードッグが安心できる環境を! イエロードッグはさまざまな事情を持った犬たちです。そんな犬たちを支援するイエロードッグプロジェクトは、わたしたちの少しの配慮と協力で大きな効果を発揮することにつながるかもしれません。 犬は社会で人と幸せに暮らせる性質を持った動物です。黄色のリボンをつけた犬を見つけたら、その犬が幸せに暮らせるよう、少しだけ配慮してあげてください。 Recommend Category 楽しむ 動物やペットと一緒に楽しめるような、お役立ち情報やアイデアや、場所やイベントまでご紹介します。 このカテゴリの記事を見る 暮らし 動物と暮らすために必要知識を中心に、初めて動物を飼う人から長年ペットを飼っていた人にまで、ためになる情報をご紹介しています。 このカテゴリの記事を見る 美容・健康 ペットの病気や、怪我などの健康にかんする情報や、毛並みなど美容に関する情報まで幅広くご紹介します。 このカテゴリの記事を見る 知る・学ぶ 今まで知らなかった、動物のタメになる情報から、明日の話題に出来るような雑学や豆知識などをご紹介しています。 このカテゴリの記事を見る アニラボについて 公式フェイスブック © 2024 animal lab

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