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MENU TOP プロジェクト内容 アンチ・ドーピングコラム ホームアンチ・ドーピングコラム4. サプリメントとドーピング:植物ステロール分析と健康食品 4. サプリメントとドーピング:植物ステロール分析と健康食品 植物ステロールと呼ばれるものがあります。これは植物に含まれるステロイドに似た形を持つ物質です。禁止薬物には指定されていませんが、多量に摂ると作用が出るかもしれません。 薬学部  四宮 一総、在間 一将  “うっかりドーピング”という言葉があります。これは、禁止薬物が含まれているとは知らずに市販の感冒薬や胃腸薬、漢方薬、サプリメントなどを服用してしまうことです。中でも漢方薬は作用が温和で効果が現れるまでに時間がかかるので、気がつかない場合があります。葛根湯には麻黄、健胃薬にはホミカが配合されていますが、これらにはそれぞれエフェドリン、ストリキニーネといった禁止薬物が含まれています。このように、漢方薬には、微量ではありますが、ドーピングの対象となる可能性のある成分が含まれていることが考えられます。例えば、ステロイドの化学構造をもつ植物ステロールは、現在は禁止薬物に指定されていませんが、多くの植物に含有されているため、多量に摂取すると作用が発現されることも予想されます。 アロエは、「医者いらず」の名があり、日本では古くから民間薬として身近に栽培されていますが、元来はアフリカ原産のユリ科植物で、300種以上あります。葉肉部分が食用とされる一方で、葉から得た液汁を乾燥したものは便秘薬に使用されますが、この作用を示すのは、バルバロインやアロエエモジンといったアントラキノン類です。しかし、この他に液汁には微量ですが、アロエステロールという植物ステロールも含まれています。アロエステロールは、ロフェノール類、シクロラノスタン類などの総称ですが、抗糖尿病活性、抗肥満効果や美肌効果があるとされ、健康食品や化粧品として販売されています。なお、アロエ由来の健康食品としてアロエベラのジュース、キダチアロエの粒や粉末などがあり、海外などの市場にも出回っています。以前は、アロエステロールを含有したヨーグルトドリンクも販売されていました。しかし、これらの製品にはアロエ由来の成分含量は記載されていないようです。したがって、これらの健康食品中アロエステロールの含量を測定することは、ドーピングの可能性を予測する上で重要です。 そこで、薬品分析学研究室では、アロエステロールを分離・精製し、化学構造を確認して標準品を調製した後、アロエ含有健康食品中のアロエステロールの含量を測定したいと考えています。当研究室では、長年にわたり向流クロマトグラフィーという液-液分配を分離原理とする分離分析法について研究を続けており、この方法は、他のクロマトグラフィーでは分離材料に吸着したり変性したりしてしまう物質の分離に有効です。この利点を生かし、植物ステロールの分離・精製に応用して効率よく標準品を調製する方法を確立し、この成果を通してドーピングに貢献する情報を提供したいと考えています。 コラム一覧へ 1.序論:ドーピングのない社会を目指して:スポーツを愛する人に寄り添う薬剤師 2. アスリートとアンチ・ドーピング:アスリートとアンチドーピング 2. アスリートとアンチ・ドーピング:アンチ・ドーピングの現状~ウエイトリフティング競技を中心に~ 2. アスリートとアンチ・ドーピング:インクルーシブなアンチ・ドーピング 2. アスリートとアンチ・ドーピング:アンチ・ドーピングに向けてアスリート・アントラージュができること 2. アスリートとアンチ・ドーピング:日本大学スポーツ科学部競技スポーツ学科と「ドーピング論」 2. アスリートとアンチ・ドーピング:わが国における愛玩動物のスポーツおよび品評会におけるドーピング検査の現状 3. 薬とドーピング:薬理学から見たドーピング 3. 薬とドーピング:プラセボ反応とノセボ反応 3. 薬とドーピング:紀元前668年古代オリンピック競技祭優勝者における乾燥イチジクの利用 3. 薬とドーピング:あなたもまさかのドーピング陽性者!? 4. サプリメントとドーピング:健康食品やサプリメントの摂取による「うっかりドーピング」の危険性 4. サプリメントとドーピング:若手アスリートの医薬品・サプリメントの使用実態 4. サプリメントとドーピング:本当に必要?そのサプリメント ―競技者の食生活― 4. サプリメントとドーピング:植物ステロール分析と健康食品 4. サプリメントとドーピング:漢方薬、植物サプリメントとドーピング 5.スポーツ歯科とアンチ・ドーピング:スポーツ歯科の立場から考えるアンチドーピング 5.スポーツ歯科とアンチ・ドーピング:スポーツ歯科の歯科衛生士の取り組み 6. 生活習慣とアンチ・ドーピング:忙しい生活の合間にも運動習慣を 6. 生活習慣とアンチ・ドーピング:ドーピングと心身の健康 6. 生活習慣とアンチ・ドーピング:アスリートと腸内細菌 6. 生活習慣とアンチ・ドーピング:飽食による影響は次世代へ継承される!? ~アンチ・ドーピング教育の実践に向けて~ 7. ドーピングに対する検査技術:禁止物質の代謝とその血中濃度推移 7. ドーピングに対する検査技術:肉を食べたら「うっかり」して禁止薬物も摂取してしまった?〜ドーピング検査と薬物代謝〜 7. ドーピングに対する検査技術:薬物血中濃度解析用アプリを活用してドーピングを予防する 7. ドーピングに対する検査技術:遺伝子ドーピング 7. ドーピングに対する検査技術:アンチドーピングに対する遺伝子検査の役割 ▲ 関連リンク お問い合わせ ©2018 Nihon University

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