188ベット(188bet)の遊び方 | 入金不要ボーナスや登録方法 ...

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) 本文へ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 文字サイズ変更 背景色変更 toggle navigation メニュー閉じる 背景色変更 ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 閉じる ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ 企業と従業員の成長につながる障害者雇用 2021年度掲載 事業所名株式会社宮の華  (法人番号: 4360001013853) 業種製造業 所在地沖縄県宮古島市 事業内容泡盛、もろみ酢製造・販売 従業員数11名 うち障害者数1名   障害 人数 従事業務 知的障害 1名 製造作業補助員 本事例の対象となる障害 知的障害 目次 事業所の概要、障害者雇用の経緯 障害者の従事業務と職場配置 取組の内容と効果 今後の展望と課題 事業所外観 1. 事業所の概要、障害者雇用の経緯 (1)事業所の概要  昭和23(1948)年に「株式会社宮の華」(以下「同社」という。)は創業した。創業時から「大量に生産することよりも品質を追求すること」、「お酒の一滴一滴に魂を込めること」、「宮古島・伊良部島の自然に感謝をすること」の想いを代々引き継いでいる。  同社は、タイ米を原料とし、黒麹菌で発酵させた「泡盛」の製造を中心としている。3代目となる現社長(以下「社長」という。)はタイ米のみならず、無肥料、無農薬、無堆肥で栽培された国産米「ひのひかり」を原料とする泡盛の製造にも取り組んでいる。また泡盛の製造過程で生じるもろみ粕を活かした「もろみ酢」を製造するなど、伝統を継承しつつも、新たな商品づくりに挑戦し続けている。 (2)障害者雇用の経緯  現在同社で働いているのは知的障害のあるAさんであり、採用のきっかけは15年前にさかのぼる。  当時、Aさんが在籍していた特別支援学校(以下「支援学校」という。)の進路担当教諭が、職場実習(以下「実習」という。)の相談に見えた。同社は「まずは実習だけでも受け入れてみよう。」と実習を受け入れた。その後2回の実習を経て、支援学校から採用についての相談があった。当初は社内から多数の反対の声があがった。しかし、Aさんの強い就職希望と担当教諭の熱意に社長は「Aさんが我が社を選んでくれた。私たちもそれに応えてみよう。」と考え、受入れが決まった。  入社に際して沖縄障害者職業センターのジョブコーチ(職場適応援助者)支援を利用した。ジョブコーチからは障害特性や指導方法に関する従業員への助言などがあり、同社はジョブコーチと連携しながらAさんの状況の確認、Aさんへの作業指導や心境確認、ストレス緩和などを行った。   2. 障害者の従事業務と職場配置 (1)リサイクル瓶洗浄  入社当初は、リサイクル瓶の洗浄作業と梱包作業からのスタートであった。  洗浄作業は工場に運び込まれた使用済みの空き瓶が再使用可能か選別するものである。まず、酒以外の臭いや汚れがある瓶を除く。再使用可能な瓶を専用のタンクに敷き詰める。タンクに水を貯める。浸け置いた後、瓶に貼られているラベルをスポンジなどを使用し丁寧に剥がす。ラベルを剥がした瓶を専用カゴに並べ入れ、洗浄機付近へ運ぶ。この一連の作業がAさんの担当であったが、現在は洗浄機の操作の練習も始めており、操作担当の従業員と操作判断やスイッチ操作などの各工程をその都度確認しながら操作している。           瓶洗浄                      梱包作業   (2)梱包作業  入社当初は、梱包用の箱作りと、一升瓶2本を紐で結束する作業から始まった。当初は作業スピードがゆっくりで周りから急かされることもあったが、どちらも徐々にスピードが上がった。さらに箱作りではストック状況を判断し、周りの指示がなくても必要とされる数の箱作りを行うようになっている。梱包の準備なども、作業状況を把握しながら、倉庫から作業場に段ボールを必要数運び、段ボール組立を行うなど、問題なくできるようになっている。結束作業もほかの従業員と同様のスピードでできるようになっている。                          梱包作業                            結束作業 (3)製造部での泡盛製造作業(仕込み作業)   入社2年目から従事しているもので、現在のAさんの重要な作業の一つである。麹造りなどの仕込み作業の補助を指示を受けながら行っている。  まず1,000㎏のタイ米を計量し所定のタンクへ投入する。麹用の原料米を米蒸器から麹棚へ移動し、仕込み作業を補助する。その後、できた麹を発酵タンクへ投入する。発酵タンク内で発酵中の「もろみ」を専用のヘラで撹拌する。攪拌はタンクの底から全体が対流するように混ぜる。発酵期間中は一タンクにつき一日2~3回の攪拌を行う。こうした泡盛が「育つ」一連の工程をAさんは丁寧に行っている。  Aさんへの指導で同社が留意しているのは、Aさんの「落ち着いている」性格と「一度に多くを習得するのは困難」という特性を考慮し、各工程を一つずつ時間を掛けて指導し、確実に習得してから次の工程を指導することであり、こうした段階的な指導を繰り返すことで徐々にできることが増えていった。  現在はタンク撹拌でも、もろみの状態を見ながら、撹拌程度を判断できるようになっている。ほかの作業も、上司の微妙な判断での指示や、遠目の見守りは必要だが、全体としては大きなミスはなく、任せることができている。                           発酵タンク室                       攪拌作業 (4)配送作業補助  同社の男性従業員が少ないこともあり、Aさんは配送作業にも従事している。配送は梱包された製品をトラックへ荷積みし、同乗。宮古島本島内営業所へ搬送し現地で荷下ろしを行っている。Aさんは配送作業に興味があるようで、今回の取材時に、「将来はフォークリフトを操作したい」と目標を話していた。 (5)朝礼  同社の朝礼では所定の活用本の輪読を行っている。輪読は参加者が自主的に挙手をして段落毎に輪読する。Aさんは、入社当初は声を出すことがなかなかできず、挙手することもできなかった。それでも毎日の朝礼を重ねてきたことにより、ほかの人と共に読み声がかすかに出せるようになり、輪読を指名されても読み上げられるようになった。また朝礼中に発言ができるように成長してきた。  現在は、Aさんもほかの従業員と共に挙手、音読、輪読、さらには感想の発言もできるようになっている。時には彼の発言が場を和ませ雰囲気を良くしてくれている。   3. 取組の内容と効果 (1)採用段階での社内の理解  支援学校の実習から入社が決まったものの、「誰かがつきっきりで面倒見なきゃいけない。」、「ケガでもされたら。」、「なんのメリットが?」などと、当初は社内に反対の声も多かった。そのため、入社後しばらくは、単純作業の洗瓶作業や段ボール組立などの作業のみ従事させていた。  入社初日のAさんも緊張のためもあってか声が小さく、挨拶や返事、質問などがうまくできなかった。その様子から社長も一緒に働くことは簡単ではないと感じていた。  その後も作業速度はなかなか上がらず、また、疲労により集中力が低下し、作業効率が遅くなるという状態も見られた。Aさん自身の体調不良時(発熱時)の判断や発信(報告や相談)も難しいため、体調悪くても無理に頑張ってしまい、周囲からの声かけでようやく帰宅するなど、周囲の心配や気遣いが必要で、社内から「仕事にならない」との声も聞かれていた。  そうしたなかで、社内の人員不足から製造部にAさんを配属した。製造部では当初は反対していたが社長の判断で配属となった。製造部の従業員にとって、Aさんを指導しながらの作業は通常よりも倍の時間が必要になり、か細いAさんの声ではコミュニケーションも取りづらく、工場長がAさんへ厳しい態度で注意すると、泣き出し座り込んでしまい、作業が困難になり帰宅を促したこともあった。それでもAさんは翌日も元気に出勤し休むことはなかった。  そうしたなかで、2年目の仕事始めの日に従業員全員が抱負を語る機会があった。その場で、Aさんは「みんなの役に立ちたい」と抱負を述べ、その面持ちに従業員一同は感激した。障害の有無に関わらず、「他人を思う心」、「役に立ちたいと思う心」を持つことができることを理解したからである。工場長も同様にその思いがあり、障害者への差別、偏見を持っている自分に気づかされ、恥ずかしくなった。そしてAさんと向き合うことに決めた。  それからの工場長は叱るのではなく、気長に指導し、休憩時間の30分間をAさんとのコミュニケーション時間とし、仕事のことはもちろん、プライベートな話をすることで、徐々にAさんのことがわかってきた。質問されると、時間がかかるものの質問の意図を理解し、答えられることもわかり、作業効率も徐々に上がっていった。  社長を含め、工場内のスタッフは9割が女性で、皆が「お母さん」のようにAさんに厳しくも優しく指導され、Aさんもそれに応えるように休むこともなく、ほぼ皆勤できた。時にはAさんも気が緩み作業効率が下がったり、作業時間中に工場内の陰で手を休め、その度に強く注意されることもあったが、決して引きずることなく、素直に注意を受け止め、休むことなく仕事を続けてきた。  台風の暴風警報時には、工場は出勤停止で誰もいなくなる。Aさんは自宅が近いということもあるが、警報解除後には、工場や杜氏を心配して自主的に様子を見に来るなど、思いやりのある行動もあった。 (2)社内の変化  Aさんを雇用するまでは、社員同士の衝突やギスギスした雰囲気があったが、社員同士の衝突がなくなってきた。Aさんの「他者の役に立ちたい」などの想いや、Aさんへの気遣いが、従業員全体がお互いを気遣うようになっているのを全員が感じるようになってきた。さらに、Aさんの慌てない雰囲気が慌ただしい現場を落ち着かせてくれたり、Aさんの朝礼や休憩時に発する一言が全体を和やかにしたり、感動させたりする。そんな少しの喜びや感動が皆の活力にもなっている。  障害者雇用をすることにより、ギスギスとした雰囲気ではなく、個々人の力量を互いに考え、思いやりを持った「メリハリのある」言葉かけがお互いにできるようになり、チーム一丸となった社風づくりが形成されていった。  さらに、Aさんと14年間ともに勤務する中で、知的障害がありながらもゆっくりと成長してきた彼に今でも刺激や感動をいただくことがある。 (3)優秀勤労障害者表彰受賞  Aさんのこれまでの励み、同社の取組により、「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞」を受賞。その後も淡々と日々の業務をこなし、さらに朝礼での音読の声が出せるようになったり、感想や意見が言えるようになったりと日々の成長を重ねてきた。その結果さらに「沖縄県知事表彰」を受賞。Aさんは受賞を喜ぶとともに「会社のみなさんのおかげです。」と同僚の皆様への感謝を表していた。同社も「本人の努力が一番大切。私たちも喜ばしいし、Aさんには私たちも多くを教えられてきたので感謝しています。」とお互いに感謝の言葉を交わされていた。 4. 今後の展望と課題  取材の最後に工場長は次のように話された。  Aさんとともに歩んできた14年間でわかったことは、障害があるということで、「危険ではないか」、「仕事ができないんじゃないか」、「つきっ切りのサポートが必要なのではないか」などのネガティブな先入観からのスタートであったが、それは差別心や偏見でしかなかった。その差別心や偏見は、時間はかかったが本人と向き合うことで、その壁をなくすことができた。Aさんからも思いやりをいただくことで、逆に教えられ、こちらも思いやりの心を持つようになり、お互いに思いやることで、仕事が円滑になっていく。  そのおかげで当社の環境は、共に理解しあい、障害があっても高齢になっても男性でも女性でも、皆が感謝の心をもって働ける社風ができており、それが「お酒造り」にも反映されているのだと思う。また、今後もそれを追求していく。  今回、Aさんから「フォークリフトを運転したい」と今の仕事だけではなく、運転免許を取得し、さらなる高みを目指している目標も聞かれた。これからも、まだAさんには成長してほしいこと、期待していることはあるので、焦らずしっかりと共に目標化し、達成していきたい。Aさんなら必ず実現することを信じている。  Aさんが当社にきてくれたことは、企業は障害者を雇用しなくてはいけないというようなことではなく、Aさんの人柄(純粋さ、素直さ、一生懸命さ、思いやり)など、「人として必要な力」を持ち合わせた「人財」を獲得できたことであり、非常にありがたい。  取材を終え、同社が今後とも多様な社員を雇用し続け、お互いに理解しあいながら、長年造り続ける伝統的な泡盛と新たな泡盛などの、多様な製品に挑戦し続ける会社であり続けることを筆者は期待している。   執筆者:社会福祉法人 みやこ福祉会         障害者就業・生活支援センターみやこ 所長 神里 裕丈 前ページへ アンケートのお願い 皆さまのお役に立てるホームページにしたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いします。なお、事例掲載企業、執筆者等へのお問い合わせや、事例掲載企業の採用情報に関するご質問をいただいても回答できませんので、あらかじめご了承ください。※アンケートページは、外部サービスとしてユミルリンク株式会社提供のCuenote(R)を使用しております。 アンケートに答える(別ウィンドウで開きます) サイトポリシー プライバシーポリシー 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) Copyright (c) Japan Organization for Employment of the Elderly, Persons with Disabilities and Job Seekers. All Rights Reserved.

ウィリアムヒル - 日本の競馬でベッティングやオッズ オンラインルーレット バレーボール女子ブラジル アプリカジノ
Copyright ©188ベット(188bet)の遊び方 | 入金不要ボーナスや登録方法 ... The Paper All rights reserved.