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独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) 本文へ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 文字サイズ変更 背景色変更 toggle navigation メニュー閉じる 背景色変更 ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 閉じる ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ 地域が一体となって障がい者の能力を活かす 2022年度掲載 事業所名株式会社キューサイファーム島根 (法人番号: 5280001005305) 業種製造業 所在地島根県益田市 事業内容農産物の栽培・加工・販売 従業員数69名(2022年5月末現在) うち障害者数9名   障害 人数 従事業務 肢体不自由 1名 事務 知的障害 5名 ケール栽培、加工工場内の清掃 精神障害 3名 ケール栽培 その他障害者職業生活相談員 本事例の対象となる障害 肢体不自由、知的障害、精神障害 目次 事業所の概要、障害者雇用の経緯 障害者の従事業務と職場配置 取組の内容と効果 今後の展望と課題 事業所(工場)外観 1. 事業所の概要、障害者雇用の経緯 (1)事業所の概要  株式会社キューサイファーム島根(以下「当社」という。)はキューサイ株式会社(福岡県)が手掛ける「青汁」の生産拠点として平成10年(1998年)10月に島根県益田市に設立。その後、事業拡大を推し進め平成18年(2006年)に株式会社へ移行した。  当社では約70haの農地と加工工場を有し、「青汁」の原料となる「ケール」の栽培から加工までを行っている。設立当初からケール栽培に農薬・化学肥料は一切使用しないことを徹底し、収穫前には飛散農薬の検査を実施することを独自の出荷基準として設けている。  その後、平成20年(2008年)ISO9001を取得、平成29年(2017年)OHSAS18001(令和2年(2020年)ISO45001へ移行)取得、令和2年(2020年)JGAP認証を取得し、製品の品質のみならず、当社で働く従業員が安全に働くことができる職場づくりにも積極的に取り組んでいる。 (2)障害者雇用の経緯  当社は農場部門、工場部門、管理部門の3つのセクションに分かれており、農場部門と工場部門での従業員数が多く、両部門での雇用を通じて地域社会へ就業機会を提供し、貢献してきた。しかし、障害者雇用についての貢献度は必ずしも高くはなかった(障害者の採用は進んでいなかった)。一方で従業員の高齢化が進むとともに、新規募集を行っても採用は思ったように進まないなど、慢性的な人材不足で、従業員確保が課題であった。そうしたことから、当社では障害者の雇用を進めることとし、社内の検討を行った。  検討は従事者が多い農場部門と工場部門について行った。農場部門では大規模栽培を行っていることから、グループで進める作業が中心で、単純作業を単独で行うような作業は少なかった。そのため、新たに採用した従業員に指導すべき事項(作業手順やルールなど)はさほど多くはなかった。また現場には年齢の高い従業員が多いことから、障害のある従業員への指導などを協力して行うことも期待できた。  工場(加工)部門では、製造・加工作業は複雑な手順などが必要だが、周辺部の作業を切り出せば手順などを整理することができ、指導事項なども最小限に抑えることができる。また、製造作業に比べると作業の危険性を少なくすることにもつながると考えた。  以上から、配置・担当業務と指導などでの配慮を行えば、障害者の受け入れは十分可能と判断し、採用活動を始めた。  まずは障害者就職相談会に初めて参加し、ハローワークや地域の障害者就業・生活支援センター(以下「支援センター」という。)などと連携しながら障害者の採用活動を進め、平成27年(2015年)3月から本格的に障害者を雇用した。 2. 障害者の従事業務と職場配置  農場部門では、年間を通じてケール栽培の作業に従事している。作付け規模は秋冬作(例年9月下旬定植)では30haから40ha、春作(例年2月下旬)で10haから15ha程度となっており、約30名の従業員で栽培を行っている。ケール栽培の主な作業は、採種、育苗、定植、補植、虫取り、収穫、マルチ剥ぎなどの作業で、各作業は複数名で行っており、障害のある従業員も障害のない従業員と同様の作業を行っている。                  ケール栽培畑            農場部門で働く障害のある従業員                    草刈り作業  加工部門では、従業員が利用するユーティリティスペースの清掃や製造時に使用する手袋や作業靴などの洗浄を行っている。主な清掃箇所は休憩室や会議室、トイレ、廊下、製造現場へ入場する前に手洗いなどを行う前室などである。清掃作業場ごとに清掃手順が決めてあり、一日で一巡する流れとなっている。作業前の朝礼時には、その日の作業内容の説明と問題点がないかヒアリングを行い作業に入るよう配慮している。                     工場での清掃作業1         工場での清掃作業2    両部門とも共通して、朝礼後の作業開始前にはKYT(危険予知トレーニング)を行い、その日の作業において注意するポイントを確認し安全作業の意識付けを行うよう徹底している。   3. 取組の内容と効果  障害者を雇用するに先だち、当社の事務部門の担当者が、障害者職業生活相談員の資格認定講習を受講した。そして、当該担当者は、障害者を取り巻く社会状況や障害特性などに関する社内研修を行い、社内の理解を深めるところからスタートした。  これにより、実際に障害のある従業員が配置された際に、一緒に働く従業員が自主的に作業を教えたり声をかけたりすることなどが見られ、スムーズに受け入れを開始することができた。その後も支援センターや養護学校などから、職場実習の受け入れの相談や紹介を受けるようになり、地域からの信頼や期待が寄せられるようになったと実感している。  現在では9名の障害のある従業員(令和4年(2022年)5月現在)が就業しており、過去の離職は1名にとどまっている。これは社内の障害のある従業員に対する理解と、地域の支援機関との連携により職場定着につながっていると考えている。  こうした実績は、当社が障害者を受け入れる際に、企業も現場の従業員も障害のある従業員を重要な戦力の一人と考える心構えであることによるところも大きいと考えている。 4. 今後の展望と課題  当社でこれまで雇用した障害のある従業員のうち1名が職場定着に至らなかった。  就業当初は順調に勤務を継続していたが、本人がもともと好きであったスマートフォンやタブレット端末で動画配信の視聴やゲームに傾倒するようになり、やがて遅刻や欠勤、服装の乱れなどが表面化し仕事にも影響が出始めた。当社の担当者と支援センターの職員で再三の指導を行うが改善は容易ではなく生活は破綻に向かった。本人とも話し合いを重ね、支援センターの職員も本人に同行し通信契約の解約手続きを進めるも、解約後に本人が高額な機器の購入や新たな契約を行い、根本的な解決にはいたらず同じことの繰り返しであった。最終的に支援センターの職員や本人との話し合いにより、生活再建を優先するため当社退職となった。自分の意思表示をはっきりとできない障害者でも簡単に高額商品の購入できたり、本人が不利になるような契約を勧めるなど、企業のモラルの問題を感じる出来事であった。  障害者の職場定着を実現していくためには、受け入れる企業だけではなく、障害者の日常生活に密接に関わってくる地域社会の人々も必要な関わり方を学ぶことも重要である。障害者が自立した一人の社会人として成長するには、雇用する企業や公的機関だけでなく、地域社会と情報を共有し、連携することが必要と考えている。当社はその模範的な企業を目指していきたいと考えている。 執筆者:株式会社キューサイファーム島根 業務課長 四橋 雅美 前ページへ アンケートのお願い 皆さまのお役に立てるホームページにしたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いします。なお、事例掲載企業、執筆者等へのお問い合わせや、事例掲載企業の採用情報に関するご質問をいただいても回答できませんので、あらかじめご了承ください。※アンケートページは、外部サービスとしてユミルリンク株式会社提供のCuenote(R)を使用しております。 アンケートに答える(別ウィンドウで開きます) サイトポリシー プライバシーポリシー 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) Copyright (c) Japan Organization for Employment of the Elderly, Persons with Disabilities and Job Seekers. All Rights Reserved.

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